「カシューナッツ」の効能

カシューナッツは、おやつやおつまみとしてよく親しまれており、歯ごたえと濃厚な食感が好まれています。他にも、広東料理の腰果鶏丁(鶏肉とカシューナッツ炒め)などの炒め物料理などに利用されています。

カシューナッツは、中南米原産の常緑高木のカシューの種子のことで、食用とされています。

カシューナッツは、その約50-70%を脂肪分が占め、他にも炭水化物やタンパク質、ビタミンB1をはじめとするビタミン類、カリウムやリンなどのミネラルと、5大栄養素を豊富に含むことで人気の食材とされています。そして、カシューナッツに含まれる不飽和脂肪酸(オレイン酸)は、コレステロール値を下げる働きがあるため、生活習慣病の予防が期待されます。また、カシューナッツには水溶性食物繊維が多く含まれているため、腹持ちが良いとされています。そのため、コレステロール値が気になっている方やダイエットをしている方には、おすすめの食材と言えますね。また、水溶性食物繊維には近年注目されている腸内環境を整える働きがあります。腸の機能が低下すると、免疫力が低下したり肌が荒れたりしますし、ストレスの影響を受けやすい器官でもありますので、下痢を引き起こしてしまうこともあります。そのため、腸内環境を整えるということは、便秘や下痢の改善だけでなく、自律神経を整えたり不定愁訴を改善したりすることにも繋がりますので、より健康的な身体へと導いてくれることが期待できます。さらに、先ほども述べたように、ビタミンやミネラルが豊富含まれていますので、疲労回復を助けたり貧血予防に役立ったりと、カシューナッツには嬉しい効能がたくさんあります。

また、カシューナッツには様々な種類があり、素焼き、ロースト、生、渋皮付、備長炭などが挙げられます。健康志向の方には素焼きがおすすめですし、お料理に使用される場合は生が良いなどありますが、味の種類も豊富なため、飽きることなくカシューナッツを楽しむことができます。

最後に、おやつにもお料理にも最適なカシューナッツですが、ただたくさん食べれば良いというものではありません。参考程度にですが、農林水産省が食育としておすすめしているおやつのカロリーは200kcal/日以内です。つまり、1日10粒〜20粒程度が好ましいので、バランスの良い食事を心がけた上で、ぜひカシューナッツも日々の生活に取り入れてもらえると、より健康的で健やかな毎日を送れるかと思います。

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2022.11.02 23:22 | 豆知識